事業

Q

Q1. 自然環境への影響が懸念される中で、風力発電を進める意義は何ですか。

A

日本はエネルギー資源に乏しく、エネルギー自給率も15.3%にとどまっているため、エネルギー安全保障の観点から、国内で発電できる再生可能エネルギーを拡大することが重要です。
中国電力管内では石炭火力への依存度が高く、風力発電は化石燃料の使用量や温室効果ガスの排出削減に役立つ電源の一つです。
地球温暖化により、氷河の減少や異常気象などの影響が懸念される中、再生可能エネルギーの導入は、温暖化の進行を抑え、将来的な災害リスクの低減にもつながります。風力発電には自然環境への影響といった課題もあるため、地域住民の皆さまのご理解とご協力を得ながら、事業計画を進めてまいります。

共存共栄

Q

Q1. 白滝山の尾根や山頂に大型風車を設置する理由と、設置場所の検討についてどのように考えていますか

A

風力発電は、風況の良い尾根などに設置することで発電量を確保しやすく、山上への設置は事業計画上重要な条件の一つです。
一方、林業関係者からは、尾根道について、一般的に「尾根付近の緩斜地を利用することで切土量を抑えやすい」「土層が浅く基岩が近いため、林道路盤として安定しやすい」「流水量が少なく、林道の維持が比較的容易である」といった利点があり、「風力発電所の建設・維持管理用道路を林業にも活用できれば有益である」との意見を伺っております。
自然環境や流域住民の皆様への影響に配慮し、地域住民の皆様や林業関係者などの意見を踏まえて計画を検討してまいります。

Q

Q2. 企業による協賛が、地域住民主体の行事や地域活動の継続にどのように役立つと考えていますか。

A

下関市豊北町の地元企業として、既設ウインドファームの時代から約20年にわたり、地域への協賛を続けてまいりました。
これからも、地域住民の皆さまが主体となって取り組まれる活動を大切にし、資金面での協力に加え、社員によるボランティア活動など、できる限りさまざまな形で地域を支援してまいります。

Q

Q3. 間伐や主伐・再造林などによって森林を健全に管理することは、下流域や海の環境にもつながると考えます。林業振興の観点から、風力発電所の建設に伴う道路を、将来の造林や木材出荷などに活用できませんか。

A

既設の風力発電所では、伐採作業のために事業者の道路が利用されています。新たな道路計画についても、将来の造林や木材出荷を考慮し、林業関係者と連携しながら、林業と風力発電事業が共存・共栄できるよう検討してまいります。

環境

Q

Q1. 残土処分場や側溝などの維持管理をどのようにしますか。

A

残土処分場は、動態観測を定期的に実施し、品質確認をしております。
また、側溝や沈砂池などの排水施設は、定期的に貯まった土砂等を清掃します。

Q

Q2. 風力発電施設の建設に伴う濁水・土砂流出を抑えるため、どのような対策を講じますか。

A

風力発電所の建設工事中は、防災工事(仮設沈砂池、暗渠管、バイオログ、しがら柵、フトン籠)を先行し、濁水・土砂流出の抑制をします。
また、風力発電所の運転開始後は、側溝や沈砂池などの排水施設の清掃、バイオログ・しがら柵の適切な管理ならびに事業区域内の緑化を図ることで、濁水・土砂流出のみならず雨水を一気に流さず地中に浸透させたり、ゆっくり流すことで保水力を高めながら水源涵養対策を講じます。

Q

Q3. 新設風車による景観への影響を、どのように予測・評価し、計画に反映しますか。

A

風車がない状態の景観と、新たな風力発電設備を設置した場合の景観をフォトモンタージュ(絵や写真の合成)で比較し、影響を予測・評価します。
風車の見え方は距離等によって異なるため、環境省のガイドラインや全国調査を踏まえた評価基準、視角の大きさなどの指標を用いて検討します。
評価結果は環境影響評価準備書にてお示しさせていただきます。

工事

Q

Q1. 風車・基礎の撤去後は、どのように埋戻しと土地の復旧を行いますか。

A

地権者や関係行政機関と協議の上、風車および基礎を撤去し、撤去箇所を土で埋め戻します。
埋戻しは、土を約30㎝ごとに敷き均して締め固める方法で施工し、土地の安定確保に努めます。その上で、植林等による緑化を考えております。

Q

Q2. 新設風車は既設風車と比べて、発電性能、騒音対策はどのようになりますか。

A

新設風車は、既設風車よりもブレードの直径が大きくなるため、1基あたりの発電容量や発電効率の向上が期待されます。
騒音については、ブレード形状や運転方法を改良した「騒音低減モード」を活用し、周辺環境への影響をできる限り抑える計画です。
一方、設備の大型化により、景観への影響が大きくなる可能性があるため、今後、適切に予測・評価いたします。

Q

Q3. 大型風車の建設に伴い、既存道路の拡幅や山頂・尾根沿いの新たな道路整備が必要になりますか。また、道路の改変や伐採をどのように抑えますか。

A

風車部材の搬入に伴い、林道白滝線の一部を拡幅する予定です。
1枚約65mのブレードは、斜めに立てて搬入する方法を検討し、道路の改変や伐採をできる限り抑えます。
東側では尾根沿いに一部道路を整備する見込みで、具体的な搬入ルートは環境影響評価準備書で示す予定です。

Q

Q4. 風力発電所の連系変電所はどこに建設する予定ですか。

A

新設する風力発電所の連系変電所は、川棚駅北側のゆめマート付近にある用地への設置を予定しています。
具体的には、ナフコやドラッグストアの近くを想定しています。

Q

Q5. 風力発電設備の基礎工事や風車本体の輸送・組立等の工事期間はどの程度ですか。

A

基礎工事は、すべてを完成させるまでに1年以上かかる見込みです。
一方、風車本体の輸送・組立は、約1年以内に完了させる計画です。
全体の工程は現時点での計画であり、今後変更となる可能性があります。